「香りと記憶」をテーマに、日頃からDr. Vranjesをご愛用いただいている方々にお話しを伺いました。インタビューを隔週でお届けいたします。
俳優、司会、ラジオパーソナリティーとしてご活躍中の峰竜太さん。無類の服好きとして知られ、スタイリストを付けず、自前の服を自らスタイリングしテレビ出演される程、ファッションには強いこだわりがある。少なくとも1年に1度は、ご自身の洋服や小物を仕入れにフィレンツェへ足を運び、イタリア通としても知られている。
1. 「香りの記憶」と聞いて、思い浮かぶエピソードは?
自宅では部屋ごとに異なる香りのルームフレグランスを使い分けています。それぞれシーンに合わせて嗅覚が研ぎ澄まされ、自宅に居ながら海外のホテルの香りを思い出したり、街の匂いを思い起こしたり、香りで世界中を旅することができますよ。
2. 忘れられない香りはありますか?
春の香りですね。僕にとって「春の香り」とは、少年時代、卒業シーズンに友人と遊びに行った野山の芽吹きの匂いや、草木が生えてくる時の土の香りがいつまでも心に残っています。東京ではなかなか感じることの出来ない匂いですが仕事で地方へ行った際、風に乗ってその香りがフワっとすると、何とも懐かしく心が締め付けられそうになります。
3. 香りを選ぶ上で重要なポイントは?
Dr. Vranjesのルームフレグランスは、空間への広がり方、溶け込み具合が綿密に計算されているかのような、ほんのり優しく嫌味のない香りが気に入っています。自分で使用する香りについては100%直観ですね。好きか嫌いか即決です。但し、人への贈り物として香りを選ぶのは非常に難しく、無難な香りを選択することが多いですね。
4. 日常生活の中で香りにまつわる自身のルール、またはゲン担ぎ等ありますか?
香りにはとにかくこだわりがあり、僕の中では必要不可欠なものです。気分をリフレッシュしたい時には、家中のディフューザーのスティックをひっくり返しています。ルームフレグランス以外ですと、長年愛用している香水があり、2種類の香りをその日の気分でミックスし、混ざり具合を楽しんでいます。
また、僕はクローゼット内の洋服を入れているカゴの中にそれぞれ好きな香りのソープを入れて、服にソープの優しい香りがうつるようにしています。近くに寄らないとわからない程度の、優しいソープの香りは主張しすぎなくて良いですよね。
5. Dr. Vranjesの香りでお気に入りのものを教えてください
いろいろな種類を使用していますが、最近のお気に入りは「CALVADO’S(カルバドス)」です。その名の通り、アップルブランデーからインスピレーションを受けた香りというだけあって、温かさに包み込まれるような芳醇なリンゴの香りは、唯一無二ですね。我が家では、このクリスタル・バロンセットを応接室に置いていますが、お客様にも好評です。